IGTC2015
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会長挨拶

2017年度会長就任挨拶
― さらに存在感ある学会を目指して ―

船﨑 健一
船﨑 健一
FUNAZAKI Ken-ichi

 2017年度の日本ガスタービン学会会長を拝命することになりました船﨑健一です。産業用ガスタービン、航空用エンジンという我が国における戦略的製品群を核とし、ターボチャージャーや蒸気タービンなどエネルギー関連産業全般までをカバーする学会として、国内のみならず海外にまでもその存在感を示す本学会をリードするという立場となり、公益社団法人として、また、産学官民におけるガスタービン関連技術専門家集団として、日本ガスタービン学会が果たすべき任務を考えたとき、会長として責務の大きさに己の力不足を感じない訳には参りません。ただ、実際のところ、優秀で熱意に溢れた理事、委員および会員の皆様が学会活動の要であり、ここは肩の力を抜いて、油谷副会長とともに自然体で学会運営に臨む所存です。宜しくお願いします。

 前年度は久山会長のリードの下、多くの事業、委員会活動が展開され成果をあげております。定期講演会、教育シンポジウム、ガスタービンセミナーなど好評を博している恒例の企画に加え、女性研究者、技術者の会や若手技術者の会など、学会との関わりを通じたプロ意識の醸成や人脈形成支援事業が行われております。これらの事業によって、将来のガスタービン関連産業や学会を支える有為の人材養成が実施されたことは大変貴重なことであると強く認識しております。また、賛助会員との懇談会や地方における中小企業等との懇談など、学会の利害関係者への配慮や学会活動の普及、裾野拡大など、将来戦略上意義深い取り組みが行われたことも特筆事項でしょう。さらに、学会活動の国際化も関係者のご努力で着実に進展しており、本学会の国際的な認知度向上にも繋がっております。関係された皆様に深く感謝するとともに、今後ともご協力をお願いする次第です。

 今年度も、これまでの活動の成果や課題分析を元に、会員の皆さんの満足度向上に資する業務に一層注力します。また、ガスタービン関連技術醸成の場として学会活動の質的向上をさらに目指す努力を継続し、公益社団法人の責務として、学術、産業の発展に貢献するとともに、広く社会への発信を続けてまいります。さらに、学生や若手技術者など、次世代を担う人材育成にも新たな発想で取り組む所存です。特に、学生会員や若手会員数また大学関係の会員数が伸び悩んでいる状況であり、学会の広報活動にも工夫の必要性を痛感しております。本学会は学生の就職面で関心の高い産業分野を擁しておりますので、会員であることのメリットをより鮮明に打ち出すことも一考に値するでしょう。私自身は博士課程の学生であった頃入会し、池袋サンシャイン60でのIGTCが日本ガスタービン学会での本格デビューでした。そこで貴重な経験をさせて頂き、以来本学会活動を通じて多数の方と出会い、多くの事を学ぶという幸運にも恵まれました。それらはその後の私の人生に良い形で影響を与えており、単なるメリットという言葉では言い尽くせない程です。今度は私が意欲に溢れる学生や若手技術者の皆さんをガスタービンの世界に誘い、彼らの更なる成長を支援できればと考えております。

 最後になりますが、本学会が日本や世界の持続的発展に少しでも貢献できるよう、皆様のご理解とご協力を重ねてお願い申し上げ、会長の挨拶とさせて頂きます。